30代でジョブチェンジ

30代中盤、社会人経験約10年の男性です。転職をしてすぐに退職勧奨を受けて無職をしながらIT関連の学習をしていました。現在は業界で就労中です。

治験のこと

3社目を退社することになり、今回は自己都合の退社ということだったので、無給のまま、職探しをすることにしました。退社から3ヶ月で次の会社に決まりました。正直家族がいるので、じっくり考えている間はありませんでした。退職してから1ヶ月半くらいで会社が決まり、会社の都合で働きはじめは退職2ヶ月後となりました。自己都合なので、給付金ももらうことができません。
どうしても生活費が必要ということになり、短期バイトと治験ボランティアをすることにしました。

治験ボランティアとは

世の中に市販されている薬は3つの治験フェーズを経て世の中にリリースされるということです。
段階段階で人体に害はないかという試験を通る必要があります。
人体には害がないかというのを担うのを、ボランティアという形で広く募集をしています。条件は様々で、一定歳以上の年齢の男性という条件などがあります。ボランティアなので、労働による対価という形ではなく、協力してくれたお礼として現金をもらうことが多いようです。なぜ謝礼になっているかはわかりません。

治験ボランティアでなにをするの?

場合によって様々だとは思いますが、自分が参加したものはフェーズ3の一番リスクが軽い段階のものでした。2泊3日の2日目の午前中に薬を2回ほどのみ、その前後で採血をしました。採血は30分おきくらいに合計7回ほど実施したような気がします。

治験ボランティアでいくらもらったの?

内容はまた別途記載しますが、自分は2泊3日を2週にかけて実施する予定の治験を受けて、9万円の謝礼金を受け取りました。ただし、このときは治験が途中で終了して、2泊3日だけで済みました。

治験ボランティアリスクはあるの?

市販されていない薬の承認を得るためのいわば実験ということになるでしょうか?死者も出る可能性もあるのが治験ボランティアです。すべてのボランティアがそうであると思うのですが、死亡リスクや後遺症が残るリスクがあることの説明がきちんとなされます。もちろん説明を聞いた上で事態をすることも可能です。

治験ボランティアはだれでもできるの?

治験ボランティアはだれでもできる訳ではありません。募集の条件があります。ここで条件にあわないと事前検査にいけないです。条件に合うものを選びかつ、人数が規定人数いないであること、そして事前検査を受けて合格することが自分のときの参加の条件でした。事前検査は血液検査や心電図検査、尿検査等と基本的な身体検査だったと記憶しています。また参加前数週間前に薬の服用がないか、発熱がないかもチェックされたことを覚えています。事前検査に合格するとそれでOKということで、自分の場合は○日の✗時に電話をするからそれに折返しをしてくれと言われました。折返しをして、参加の意思を確認して初めて治験に参加することができます。ただ、無事治験に参加することができても、最後まで参加できるとは限りません。当日の体調不良などの対応のために、正式参加以外の人数も含まれることになります。当日急遽キャンセルが出た、体調不良が出たということを考えて、実際の必要人数より多い人数を合格にしてしまうのです。自分のときは定員+3名が治験に呼ばれました。3名の予備を含めて、30人くらいいたかなと思います。この人数で1泊を過ごし、1日目の検査の結果を経て、2日目の朝に不合格者が帰される訳です。なんかオーディション感がありますね。どんな基準で選ばれるかは不明です。ちなみに不合格者は1日分の日当をお礼としてもらっていました。自分は幸い合格をして、2泊3日が確定しました。

どんな参加者が多い?

自分が参加したものは年齢による制限が無い治験でしたので、学生が多かったような記憶があります。といっても年齢がなんとなく推測できるだけで、会話をした訳でもありませんので詳しいことはわかりません。治験中は大部屋のベッドで寝ているのですが、学習をしている人もちらほらいたような気がします。またWifiもフリーだったため、タブレットスマホを見ている人が多かったです。

注射針はいたいの?

人それぞれだと思いますが、自分は注射がだめな方です。あの針先を見ると身がすくみます。ただ、そんな自分でも耐えられた痛みではありました。痛みというか恐怖もあまり感じなかった。まず採血は頻繁にあるのですが、針を刺すのは1日1回だったような記憶があります。点滴の針みたいなのを腕に挿して、採血の時間になると、点滴にアタッチメントをつけて、そこから血を抜きます。針はささりっぱなしなんですが、アタッチメントを付け替えて血を抜くだけなので、痛みは1回しかありません。ただし、血をたくさん抜いた経験がないからなのかフラフラにはなりました。

具体的な日程と様子はまた別の記事に残しておきたいと思います。