30代でジョブチェンジ

30代中盤、社会人経験約10年の男性です。転職をしてすぐに退職勧奨を受けて無職をしながらIT関連の学習をしていました。現在は業界で就労中です。

ガイアの夜明け 大戸屋とコロワイド

今日はとても疲れているのでもう寝ようかなと思っていたところにちょうどガイアの夜明けが始まりました。なんか大戸屋の取締役の刷新やら、TOBやらがあってそういえばあれどうなったんだっけ?の興味からついつい1時間見ることになってしまいました。見たはじめの感想は、なんとまぁ、コロワイドってめちゃくちゃしたたかだな。ってところです。

登場人物

ざっとあげると3人です。

大戸屋を守りたい社長
買収したいコロワイド
大戸屋創業社長の死後に大戸屋を去ることになった創業家長男

いや〜すごい。ナレーションでも言っていましたが、本当にどこかのドラマみたいな話ですね。                             大戸屋は創業社長が、海外展開ををきっかけに会長に就任、いとこの従業員をトップにおいて、創業社長の息子氏はその時点で取締役だったらしい。      

その息子氏は2年努めた銀行を辞めたあと、短期間で取締役になったことから、後継者として見られていたことは明白。ところが、社長が会長に就任して数年で亡くなり、社長であるいとこと息子氏が揉めて息子氏が大戸屋をやめたらしい。今回のコロワイドからのTOB後の取締役入れ替えで、非常勤の取締役で大戸屋に舞い戻るって、ドラマやん。すごい厚い筋書きですね。

気になるポイント

自分の気になったポイントは以下のところ

大戸屋を去ることになった創業家長男が相続税を補填するために銀行に大戸屋株式を担保にお金を借りる

コロワイドが長男に非常勤 取締役を打診

息子氏は相続税の補填のために銀行からお金を借りたとのことですが、やっぱりこういう情報って銀行や証券の人って早いんでしょうね。大戸屋という大きい会社の株を20%も簡単に買えるしかも、相手はお金を借りているわけですから、こんなガードが甘いことはないでしょうね。会長がおなくなりになったのは2015年らしいです。直後に息子氏が大戸屋を追いやられたとして2016年には20%の株に手を出しやすい状況がつづいていたんでしょうか。ここから、銀行や、銀行系の証券会社がコロワイドにつないだ。もしくはコロワイドの主要取引銀行が息子が株を担保にお金を借りたあいて型の銀行だった。あるいは息子が大戸屋を取り返すために動いたとも考えられます。法律のこと全然わからないので、守秘義務などがあるでしょうが、担保としてもっているのだから、情報活用してもいいとかあるんでしょうか。とても舞台裏がきになります。ちなみに、日経ビジネスのサイトを拝見すると、こんな記事も出ていました。

https://business.nikkei.com/atcl/interview/15/269473/062300085/?P=1

一番声がでたのは2つ目のコロワイドが息子氏に非常勤の取締役を打診というところです。これすごいですよね。だって、大戸屋目線でみたらコロワイドは敵な訳ですよ。我がポリシーである店内調理を曲げんとする憎き敵。大戸屋が好きで応援している株主からしても敵です。印象悪いですよね。お金にものを言わせるって。自分が学生のときに、ホリエモンと村上さんが世間を騒がせていましたが、あの騒動がなければ、TOBなんて身近じゃなかった。それましたが印象は最悪なわけです。なにするものぞっていう感じです。ところがです。ここに、「実は大戸屋から追いやられた悲運の長男を非常勤の取締役で大戸屋に戻す」という大義ができるんです。俺らはワルモンやない。もともとの創業家大戸屋を作り変えるんやって。いい隠れ蓑ですね。なんの知識もない自分から見ると、創業家の息子氏がコロワイドにいいように祭り上げられているんではないかって思ってしまいました。

ただ気になるのはその息子氏が代表を務める会社の創業が平成22年ってことです。現在31歳とのことだったので、21歳のときに銀行か学生ながら社長をしていたんでしょうか。それともこの会社も会長から引き継いだのでしょうか。若い自分から事業の経験が豊富にあれば、息子氏が手動したのかとも勘ぐられます。

いずれにせよ、誰の意思が強く働いて一連の局面が動いているのかがとても気になります。今後の息子氏の大戸屋での動き方が俄然気になります。はよねよ。