30代でジョブチェンジ

30代中盤、社会人経験約10年の男性です。転職をしてすぐに退職勧奨を受けて無職をしながらIT関連の学習をしていました。現在は業界で就労中です。

テセウスの船をみたらいろいろ思った

いやー面白かったテセウスの船。面白いってただただ楽しいとか、
時間を忘れて没頭するとか意味がたくさんあるけど、これは、それはないやろ!の批判的な意味で楽しかった。
はじめに、いつも心底思うのはコンテンツを作る人への敬意だ。
自分にはできないことをやっているので、いつもなにかしらの作りてに対してはすごい!と思ってしまう。

だからこのドラマにたいしてもすごい!と思っている。
思っているのとおいおいおいとツッコミを入れるのは別物だ。
どんな事情であれおいおいおいと思ってしまったことには間違いはない。

批判ではなく、あくまでも感想なのだ。

単純に否定をするのがいやなのでまず良いなと思ったポイント。
お風呂のシーンかな親父と息子が手を組むシーン、
それまでの1時間ほどのわだかまりはなくなり、本当に親父はやっていない。そして、家族を第一に思ういい親父だと。息子の親父への理解が深まるシーン、
ここはさすがにいいなと思った。
父と息子初めての入浴だよ。息子からみれば。未来からきたんだ。とか言い出すのは水に流してもいいシーンであるとは思う。
親父役の俳優さんの笑顔もよかった。
ただそれまでに、このドラマはツッコミどころが多々あり、総じて??が浮びつづけていた。
ちょうど電子書籍で2巻まで無料になっていたので、
なんでこんな?が生まれるのかを確認することにした。

第一のはてな

なぜ妻は死ぬ間際に親父を信じて。会いに行ってといったのか。。。

うろ覚え

このシーンでまずずっこけた。
隣には産みたての子供。どうやら自分の命が危ない。旦那が手を握りに来た。この状況で話すことは唯一つ。お箸を食べる方の手は?右手くらいに簡単だ。
我が子のことではないか。知らずではないが、みず義父のことをまず気にかける。いくら旦那が父親に対して強いコンプレックスを持っているからといって、産みたての我が子と義父。我が子<義父になるだろうか。我が子>義父だろう。
歩み寄った解釈をすると、旦那を救うことが子供を救うことにつながるだろうと思って義父をきにかけたのだろうか。それにしてもお前、こどもどうでもいいいんかい!というフレーズがリフレインしつづけていた。多分左利きだったのだろう。

まんがではこのシーンはうまくぼかされており、死の間際の妻に焚き付けられるということはなく、みずからの意思で解明=冤罪の証明へと進んで行く決意をする。それはこどもの誕生が強くそうさせるのだけど、
なぜ変えたんだろう。気づきというよりもっと明確な死者の意思を引続という方が見え方がよかったんだろうか。そっちの動機の方がつよいと感じる人が多いのだろうか。

第二のはてな

親父の表情

冒頭でネタバレとなったが、あれだけ悪い表情をしていた男が結局は現段階でええ人に落ち着いたわけです。お風呂のシーンでこの人はええ人やなとなったわけです。ただ、そこに至るまでの悪ヅラはいったいなんだったんだろう。ニヤリと悪いことを考えるというか、企み顔というか。敵なのか味方なのかがわからずにずーっと考えていた。
犯人か?犯人じゃないのか?やっぱり怪しいな。怪しいけど、実はいい人でなにかしらで事件が起こることをこの人も知っていて未来から戻ってきたのか。とかいろいろ詮索していたわけです。それが終了直前に実はいい人でした〜!って。これにて1話完みたいな強引な区切りを打たれたような気になった。わからないが、こういうドラマって、全体で大きくみたら波が1つか2つあって、後半に大筋の波がくるんだろうけど、1話1話で見ても波を作っていかなければ飽きてしまう。それだから、この1話目の波に選ばれたのが、親父の普通じゃない悪い表情なのだろうと歩みよってみる。

まんがでは親父は終始怪しい感じがしない。絶対にこの人やっていないだろうという描かれ方をしていると感じた。漫画だけよんでたら、この親父が怪しいなんてみじんも思わないだろう。こうなると不思議なもんで逆に怪しく思ってくるから不思議だ。メディアミックスってやつか。違うけど。

第三のはてな

ほんとうは3つ以上あるんだはてな

ほんとにドラマってつくずくあれ?と不自然がらせたら終わりだなと思う。どんなに中身がよくてももうそこしか思わなくなってしまう。たとえ筋が本当はとおっていても、おかしい!と思わせたら負けだ。気になってしまう。

30で上をむいて歩こうしらん人おるのか?
お腹のこどもに向けて主人公がハーモニカを吹くシーンがある。そのシーンのときはあんまり聞き取れなくてなんの曲だ?となっていた。どうやら主人公やなくなった妻もこの曲がなにかわかっていない様子だ。
ラストの露天風呂での自分がハーモニカで吹いていた名前も知らない曲が親父もくちずさんでいることに気づく。
なんと、自分がハーモニカで奏でる曲は親父の好きだった曲で、それは上を向いてあるこうという曲なんだ。。と涙するシーンである。

知っとこうよ。上をむいてあるこう。加害者家族だから迫害されて生きてきたのは振り返りからわかる。多分テレビが変えなかったんだ。泣いても笑ってもだめだから、上をむいて歩こうなんて受け付けなかったんだ。
あゆみよって30代一度も上をむいてあるこうに触れられない生活ってどんな生活なんだろう。無人島とか留学とか。もしかしてパラレルワールドから現代に来て、そこから過去に向かったのかもしれない。2度あることは3度あるし。1度あることは2度あるということではないのがポイント。

漫画では上をむいてあるこう出てこない。。
たしか、主人公が生まれてまもなくか、生まれる前に逮捕されていたはずだから、共通の曲なんかないのかな。この辺は共通の話題して、北の国からが二人とも好きとなっていて、二人の共通する要素となっている。

あと熊を拳銃で追い払えるのか。とか、
主人公の行動がなぜか思慮浅く見えてしまうとか考え出るとボコボコ出てくる。だけど漫画はすごく引き込まれるようになっていたので、
漫画喫茶で読みたい!